子どもの成長を感じた時、嬉しい気持ちと同時になぜだか寂しさも込み上げてくる。まるで秋の夕暮れ時のように。
朝、保育園に息子を預けて園の入り口を出る時、 年少さんかな男の子が
ママ〜ママ〜 行かないでー
窓の外を見ながら顔を真っ赤にして泣き叫んでいた。
きっとママと離れるのが悲しいんだろうな。
うちの息子も、数ヶ月前まではあんな感じだったなぁ…
涙を溜めながら、
ママ、ギュッてして!
別れを惜しんでお願いしてきたり、
私の足に自分の手足を絡ませて、木によじ登る猿のごとくへばりついて離れなかったり。
いつからだろう、笑顔でタッチして
ママ、お仕事頑張ってね〜 と
応援までしてくれるようになったのは。
息子なりに、考えて状況を理解しているんだろう。
ひとりでトイレが出来るようになったり
ひらがなとカタカナが読めるようになったり
ハサミを使って紙を切ったり…
出来ることがどんどん増えていき、自分の意思を
伝えられるようになり、驚きと嬉しい気持ちがやってくる日々。
いつか ママ〜 と求められることもなくなって
しまうのかな…
大変だったあの頃が懐かしく、もう戻らないと思うと切なくなる。
出産祝いに友人から頂いた、おかあさんはね と
いう絵本。
今でも時々寝かしつけの時に読んでいる。
読んでいて、私は涙が出そうになってしまう。
まさにそう!って共感してしまうような、おかあさんの気持ちがこもった素敵な絵本。
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息子にもそんな気持ちが届くといいな。