保育園のお迎えに行くと、母を見つけて
開口一番
今日、〇〇公園行きたい!
近所の公園に寄り道したいとせがんでくる息子。
今から〜⁈ 母にはそんな元気は無いっすよ…
行かないよ。
今日はお家に帰るよー。
あっさり却下すると、
すねて母の左足にしがみつく息子。
剥がそうにも、なかなか離れないため、
そのまま靴箱へ向かう。気分は母猿だ。
約20キロの子猿を左足に乗せ、右手にはリュック。
スタスタ歩いて行く。
日頃のストレッチのおかげなのか、逞しい。
靴箱に着くと自ら離れ、上靴と靴を交換する息子。
今日、公園行きたい!
まだ言ってるよ。
何が彼を公園へと駆り立てているのか謎だが、
行かないよ とひと言。
その言葉が彼の気持ちに火をつけた。
持っていた靴の裏を母のズボンにポンポン。
些細な抵抗だ。
沢山遊び回って砂を含んだ靴により、
母の黒いズボンには見事な靴跡が。
あらら… まあまあ、綺麗に付いたね…
そこから車中、家に着くまで無言の2人。
駐車場に着いたところで、リュック持ってね と
伝え、先に車から降りると、
そのまま待ってて! と息子。
ポケットからハンカチを取り出して、
母のズボンに付いた自分の靴跡を
ゴシゴシ拭いてくれた。
公園に行きたかった…
ママに悪いことしちゃった…
無言の車中、彼の中で色々な思いが
巡っていたんだろう。
思わず抱きしめて、ありがとう と言った。
今日は寒いし時間も遅いから、また天気のいい日に
公園行こうね!
うん、分かった。
納得してくれた息子。
知らないうちに、相手の気持ちも考えられるように
なってきたんだな。
こういう息子の行動は、自分も改心しなければ と
気づかせてくれる。
嬉しい発見をした今日。
出来ることなら公園に行ってあげたいが、
今から鬼ごっこー!の体力が母にあるか…
いや無いだろう。
スタミナをつける方法をチェックしなければ!