お風呂から出て化粧水で顔を整えていると、パジャマに着替えた息子がやってきて鏡に映る母に、
ママはさぁ〜、ちょっと綺麗だよね!
… ありがとう。
お褒めの言葉は嬉しいけど、ちょっとってなんだ⁇
息子にちょっとの理由を聞いてみた。
だってさぁ〜こことかシミあるじゃん。
ほらっあとここにも!
意地悪な姑が嫁の掃除後にホコリを見つけるかのように、母の顔にあるシミを次々と指摘していく。
知ってますとも!
だからこうしてケアしてるんです!
というか、シミなんてよくご存知ですね。
気にしてるところをつかれ、いつもより化粧水を多めにつける母。
だからさぁ〜こないだテレビで出てた、
アレ使えばいいじゃん。
そうしたら綺麗になるって!
なら買って欲しいよ。
まだまだ続く、息子の攻撃。
君がいつも見ているのは、つるんつるんの卵肌の女の子たちばかりだもんね。
母も昔はそうだったさ…
思春期になったら、君はきっとニキビで悩むはず。
そしたら母さんがいい薬と洗顔方法を教えてやるからね。
すごく は望みません。
綺麗 と言われるように、
今年はサンタさんにちょっと良い基礎化粧品でもお願いしようかな。